1/35 タミヤ38(t) 汚しと雪表現

こんばんは!
ちまたでは雪・冬季迷彩の決定版として噂されているアーマーモデリング3月号が発売されましたね。雪がタイムリーな間にブログを更新してアクセス数アップ!というわけで、かねてよりチャレンジしてみたかった降雪表現を38(t)に施してみました。ちなみにですが、アーマー3月号には僕の製作した戦車もちょろっとだけ載っています。MENG新作のマガフ6Bガル・バタシュの素組みを担当しました。組んでて楽しかったけど、あの大きさの戦車をみっちり塗りこむのは大変そうですね。モチベ保てるかな…

雪表現がメインの本投稿ですが、その前にベースとなる泥汚れをしてあげねばなりません。過去作のM10で泥ウェザリングはみっちり勉強したので、同じ手順で進めました。

さらっと解説すると、
ファレホのThickMud(ヨーロッパの泥)で泥の盛り上がりを作る。今回はThickMudにリアル田んぼの土を7:3程度の割合で混ぜておいた。こびりつき易いであろうサスペンションスプリングの上や車体後方に集中させておく。
タミヤのエナメル塗料で乾いた泥色を調色(デッキタン+ブラウン+フラットホワイト)。エアブラシで、先ほど盛り付けた泥を含む足回り全体を塗装。ついでに車体側面やフェンダー上にも埃汚れのベースとして吹き付けておく。
筆をエナメルシンナーで軽く湿らせ、重力方向にで塗装した乾いた泥レイヤーを部分的に剥がす。
今度はエナメルで湿った泥色(ブラウン+ブラック+クリア)を調色。足回りの中でも下部を中心に筆で塗りつける。濡れた泥と乾いた泥の境界が目立つようならば、エナメルシンナーを含んだ筆でトントンと境界をぼかす。

と、このような感じで進めました。合間にスペックリング(筆でシュバっと塗料はじくやつ)やストリーキングも入っていますが、上記の手順を踏むと誰でも簡単に湿った泥汚れが再現できるかと思います。

C組していた履帯も同様に汚しました。接地面に泥はあまり盛らず、凹部にはたっぷり泥を詰め込んであげます。一番ぬかるむのが履帯なので、エナメルクリアーで湿り表現を多めに。最後にエンピツで接地面に金属感を与えると完成です。まぁまぁリアルにはなりましたが、まだ何かが足りないですね。あまり泥の質感が高くないのと、巻き込んだ草木をはさんであげると良かったかもしれません。この辺は次回作の課題ですね。


さて、いよいよ本題の雪表現です。
実際に手を動かす前に、どのような雪を表現したいのかを予め決めておきます。今回目指すのは、積雪小降雪小の、泥汚れのなかにちょろっと残った雪です。ずっぽり雪を被った戦車をリアルに仕上げるのは非常に難しいでしょうし、目立たないくらいの雪しかない戦車もあまり見栄えがなさそうですから。
それでは、転輪を例に今回メインで倣った雪表現方法を紹介します。ちなみに参考にしたのはこの動画です。

まず、ファレホのEnvironmentシリーズの雪でベースを盛り付けます。雪が溜まっているところ、積もり易いところを意識しながらやると良い感じに。転輪の場合は、リム付近とハブ外周です。僕が住む兵庫南部では雪なんてめったに積もらないので、ネットで38(t)の写真を探して参考にしました。”Panzer 38(t) winter“とかで検索してあげると色々出てきます。
ファレホのウェザリングペーストシリーズはヒケも少なく色合いも好みなのですが、どうも質感がイマイチです。ThickMudもSnowも悪くは無いのですが、+αなにか加えてあげるとさらにリアルな仕上がりになります。

続いて使用するのはファレホ Water Texture。深い水を再現するのには適していませんが、1-3mmほどの水溜りや、計器パネルのレンズといったガラス表現に使えます。以前使用したのはモスクワの海上ジオラマ作ったときだったかな。
これを先ほど盛った雪と混ぜると、溶けかかった雪に見えます。そのまま塗れば溶けきった水に。が、今回の使用目的は定着材としてです。リム付近の窪みにうっすらと流し込み..

乾かない間に、雪表現主役であるマイクロバルーンを吹き付けます。使ったのはOK模型のウルトラマイクロバルーン。超微細なウレタンの球体で出来ており、ご覧のように粒というよりは粉末状になっています。元々はラジコン模型のパテ盛り時の軽量化に使われたりするものですが、模型界では割とポピュラーな雪素材です。
先ほど流し込んだWater Textureが乾燥すると、良い具合にこのマイクロバルーンの微細な粉が定着され、積もったばかりの雪に見えます。重曹と似た使用感・質感ですが、水に溶けない性質と経年劣化に強いの特徴。ちなみにAKより発売されている雪素材もマイクロバルーンです。あれは品切れの店が多いので、今回使用したOK模型で代用すると楽でお安いかも。アマゾンでオーダーできますしね。

フェンダー上の降雪含め、基本の雪表現は上記の方法で行いましたが、他にも要所要所に違った状態の雪を作ってみました。

ファレホWater Textureに浸したティッシュの切れ端で、排気管の熱で溶けた雪を再現したり。

転輪やフェンダー上の雪は土と混ざって汚くなると思うので、エナメル塗料で作った湿った泥色と混ぜてみたり(ピントあってねえ..)。同様に、土とあまり接触しないであろう砲塔の雪は真っ白で新鮮なままにしました。雪は雪といっても、色んな表情があっておもしろいですね。

そんなこんなで今回の雪表現まとめはおしまいです!色んな技法がありますが、まずはテストピースで自分で試行錯誤してみるのが一番だと思います。最後に、少し話はかわりますがオススメアイテムの紹介。

これ、液体ドロッパーボトルといわれるものです。普通のポリ容器の先端に、細い口径の金属パイプがくっついているもの。Water Texture やAKの砂・ピグメント定着液を入れています。通常であれば筆に液を含ませて砂に浸透させるのですが、それだと筆のブラシマークが残っちゃったりします。スポイトでは垂れる液の量が多すぎるし… で見つけたのがこのドロッパーボトル。1滴1滴少量が垂れるのでとてもオススメです。アマゾンで10個入り800円くらいで売ってるよ。

ではまた!

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